小学校卒業を控えて 感謝伝えるメッセージ動画披露 福島

小学校の卒業を間近に控えた6年生たちが、保護者に感謝の気持ちを伝えようと、アプリを使って制作したメッセージ動画を披露する催しが福島市で開かれました。

この催しは、福島市と市内のスタートアップ企業が連携して進めているデジタル教育の授業の一環として開かれたもので、4日は市立福島第三小学校で行われました。

およそ3週間後に卒業を控える中、6年生たちは、企業が開発した「デジタル版タイムカプセル」と銘打ったアプリを使って、日頃の感謝の気持ちを込めた1分程度のメッセージ動画をそれぞれが制作し、保護者に披露しました。

動画では、「今までわがままを聞いてくれてありがとう」とか「中学校に行っても勉強を頑張ります」などと思いが述べられていました。

この動画は、それぞれが決めた写真や文字などをアプリを通じたカメラで読み取ると再生できるようになっていて、児童たちが学習用のタブレット端末で読み取って改めて再生すると、保護者は感慨深そうに見入っていました。

動画を制作した男子児童は「ふだんは面と向かって感謝の気持ちが言えないけれど、動画だと緊張せずに言えたのでよかったです」と話していました。

この児童の母親は「感謝の思いを聞くことができて感動しました」と話していました。